施工事例

施工事例

ホームページをご覧いただきお電話を!雨樋交換

先日、当社のホームページをご覧になったお客様より、お電話にてご相談をいただきました。
内容は「雨の日に雨樋から大量の水があふれてしまう」とのこと。現地調査を行った結果、雨樋の不具合には3つの原因があることが判明しました。


【原因①】逆勾配によるオーバーフロー

雨樋には、本来水がスムーズに流れるよう**適切な勾配(傾き)**が必要です。
しかし、今回の現場では、雨樋が排水口とは逆方向に傾いている「逆勾配」の状態になっており、水が流れず途中であふれてしまっていました。
これが、大雨時のオーバーフローの主な原因です。


【原因②】釘が短いため、働きが不十分(2.5cm)

雨樋を支える金具を固定するための釘にも問題がありました。
使用されていた釘が非常に短く、木材に効いている部分(働き)がわずか2.5cmしかない状態。これではしっかりと固定できず、雨樋がたわんだり外れたりしやすくなってしまいます。


【原因③】金具を打つ位置が間違っている

本来、雨樋金具は鼻隠しの内側にある「垂木」の位置に効かせて打つ必要があります。
垂木に金具が効いていれば、構造的に強度があり、雨樋の荷重や風にも耐えられます。
しかし、今回の施工では、垂木のない位置に金具が打たれていたため、しっかりと固定されていませんでした。

施工前→施工後


雨樋交換で雨漏れの不安を解消

調査結果をもとに、勾配の調整・適切な金具の再選定・金具打ち位置の修正を行い、雨樋を全面交換。
施工後は水の流れもスムーズで、あふれやたわみも解消されました。
お客様にも「これで安心して梅雨が迎えられる」と喜んでいただけました。


雨樋の不具合は、見た目以上に家に影響を与える重要なポイントです。
「最近、雨のたびに水があふれて困っている」「雨樋がグラついている」など、気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

ページトップへ
お問い合わせ
採用情報