棟の積み替え工事を「強化棟」で実施しました

今回は、雨漏りが発生していた屋根の棟部分の積み替え工事を行いました。
調査の結果、棟が曲がり、内部の土が崩れて防水性が失われている状態であることが判明。このまま放置すると、雨漏りの再発や地震による瓦の落下リスクもあるため、耐震・防水性を高めた「強化棟」への積み替えを実施しました。
■ 強化棟とは?
「強化棟」とは、従来の土を使った棟から、木材・防水シート・専用金具などを使って構造を強化した棟のことです。
地震や台風に強く、軽量で長持ちするのが特徴で、現在では新築や修繕の現場で広く採用されています。


■ 施工の流れ
1. 既存の棟瓦と内部の土をすべて撤去
2. 下地の点検と清掃を実施し、防水シートを張り替え
3. 棟金具で芯木を屋根にしっかりと固定
4. 芯木の上に新しい棟瓦を配置し、銅線などで丁寧に結束
これにより、地震や台風にも強い、安心できる屋根構造に生まれ変わりました。
棟の劣化や歪みは、雨漏りや瓦の落下といった深刻なトラブルの原因になります。
特に、「昔ながらの土で積んである棟」は注意が必要です。
ご自宅の屋根に気になる点がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください!